2020-06-18 第201回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
一方、本年四月に公表いたしました首里城復興基本方針においては、第三十二軍司令部ごうなどの首里城周辺の戦争遺跡を保存、継承するとともに、証言記録、調査資料等とAR等のICTを活用した平和学習ツールの開発、提供など、その歴史的価値の承継及び平和発信に向けた環境整備に取り組むことを表明しております。
一方、本年四月に公表いたしました首里城復興基本方針においては、第三十二軍司令部ごうなどの首里城周辺の戦争遺跡を保存、継承するとともに、証言記録、調査資料等とAR等のICTを活用した平和学習ツールの開発、提供など、その歴史的価値の承継及び平和発信に向けた環境整備に取り組むことを表明しております。
令和元年度補正予算案においては、復元に向けた技術的な検討や瓦れきの撤去等のため八億円、首里城周辺等の観光振興のため五億円を計上したところであります。また、令和二年度予算案においても、首里城を含む沖縄の国営公園事業予算全体として、前年度から十億円を増額した約三十八億円を計上しており、この予算の中で首里城復元に向けた取組を着実に実施していきます。
発展的復元として、例えばですけれども、地元から御要望が来ております首里城周辺のまだ整備が完了していない中城御殿や御茶屋御殿なども含めて検討すべきと考えますが、沖縄県、那覇市や地域関係者との一層の連携について、総理の御決意をお聞かせください。
○衛藤国務大臣 委員御指摘の首里城周辺の施設、中城御殿や円覚寺、あるいは御茶屋御殿等を始めとする関連の施設につきまして、先日、地元の那覇の市議会からも大変強い要望をいただいたところでございます。
再建に当たってもう一つ大事なことがあると思うんですが、正殿や南殿や北殿の整備にとどまらず、首里城周辺の関連施設の整備もあわせて行って、沖縄の歴史や文化の薫り豊かな整備が必要だと考えます。
例えば、首里城を復元していく過程においても、首里城公園に多くの観光客が来ていただけるような仕掛けをつくらなきゃいけないとか、あるいは、あの地域の、首里城付近の文化施設、世界文化遺産に登録されているところに多くの観光客が来れるようにしていって、ただ首里城の外に行けばいいというんじゃなくて、首里城周辺がちゃんと観光客が吸収できるような形で検討すべきであるということで、焼失してすぐ私どもはそれで検討を始めておりますから
今後も貴重な文化遺産の回復等のために首里城周辺の系図座、用物座等の建物の復元や内郭の石積みの整備を積極的に進めるところでございます。
今後これらの調査結果を見ながら首里城周辺の整備方向についても検討していきたい、こういうことでございますけれども、当然後期プロジェクトの中に含めるという考え方で進めさせていただきたいと考えております。
沖繩県の第二次振興計画の中に、沖繩の西銘知事は、首里城周辺を復元してそこの文化的環境をつくり、あるいは場合によってはそこを博物館にし、そしてあの首里城というのは、大臣は御存じないでしょうけれども、あれは昔国宝だったんですよ。昔国宝が首里城周辺に五つございまして、守礼門というのはこれは琉球政府時代に復元いたしました。それから歡会門、これは国宝でありました。これは正門です、大手門です。